(飲食店)軽減税率対象でも同じ価格で販売する

中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ

2018年11月13日 18:53

先月安倍総理が表明したとおり、来年10月に消費税率が10%に引き上げとなります。
ただ、2%上がるだけなら今までとさほど変わりありませんが…
今回は「軽減税率制度」なるものがあります。

これが、なかなか厄介曲者なんですが…


本日、飲食店のお客さまと、こんな話をしました。
そのお客さまは、お持ち帰りメニューがある居酒屋です。
イベントでの露天営業も行います。

「めんどくさいから、同じ価格で売ってもいいの?」
「大丈夫です!総額表示で販売すればOKです」

例えば、焼き鳥500円(税込)
店内で食べる場合は消費税10%なので本体価格が「454円」になります。
お持ち帰りの場合は8%になるので本体価格は「462円」になります。

こんな経理処理をすれば良いんです。

「えぇ~、そうなると持ち帰りは損じゃん!」

このように感じるお客さまは必ずいます。
その場合「梱包材」や「お持ち帰り手数料」を明記しておけば許していただけると思います。

イベントでの露天営業も同じです。
主催者が用意したイートインスペースで食べれば10%
お持ち帰りなら8%となりますが…
対応としては、注文を受ける場所に「イートインスペースをご利用の方はご注文の前にスタッフへお伝え下さい」といった看板でOKだと思います(いい切れませんが)

みなさんは値段が高く見えるので嫌がるかもしれませんが、
会計がめんどくさい場合は「総額表示」を選択されるのがいいのかなぁと今の所感じています。

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