うちの会議所は「何をしたか」PR合戦

中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ

2020年04月22日 19:35

商工会議所に限らず、会員さんが運営をしている組織は「会員さんに対して、地域に対して役に立っている」を色々な方に知ってもらいたい。当然そう思っていると思います。

知ってもらいたい理由は色々とあると思います。

例えばこんな感じでしょうか
・会費をいただいているのでその対価を体感してほしい
・役に立っていることを知ってもらうことて、会員さんを増やしたい。

しかも、今は地域も企業も大変な時。
商工会議所としては「中小企業の支援団体」なので、今がまさにその時です。


◯あの会議所がやったことがメディアで報道されると「うちの会議所はやらないのか?」とザワつく



そうなんです。きちんとした会議所は自分たちの仕事をちゃんとメディア発信します。
こんな有事の時は、メディアは記事もなくなるので、商工会議所や行政等の取り組みが掲載されやすくなるそうです。

そこに「◯◯しました!」と情報提供すれば、掲載確率はグンと上がります。

そして今「テイクアウト」が注目されています。

そして、たくさんの「テイクアウト店舗をわかりやすくまとめたサイト」が立ち上がっています。

そこに次々と商工会議所が参入してきているわけで、商工会議所が始めるのでそれをメディア記事にします。

当然、当商工会議所はやっていません(というか、商工会議所の名前ではやっていません)

そうするとどうなるのか…もうおわかりですよね。

『なんでうちの商工会議所ではやらないんだ~!!』

こうなるわけです。

その理由はこうです。

『他の会議所がやっているのに、内の会議所がやらないと、何もやっていないように思われる』
『何かやっている知ってもらわなければならない』

そう『支援しました』という『結果』を残したいし、『やった』という自己満足感がほしいんです。(これはちょっと違う感覚かも…)


◯そうすると何が起きるか?

すでに立ち上げっている同じようなサービスではなく『独自性』という名のもとに、独自のサービスを立ち上げます。

既存のサービスとの協力が実現できずに
そして、同じような新しいサービスが増えていく…

そんな感じです。


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