2021年の振り返り「嬉しかったこと」

中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ

2021年12月30日 21:02

2021年も残すところ1日となりました。

今日は1年を振り返り「嬉しかったこと(個人的に)」です。

それは、昨年の12月に倒れた幼馴染が驚異の回復をはたして会社に行けるぐらいまで回復したことです。

さかのぼること1年前、僕は幼馴染に「今年も初日の出を見に行こう!」とお誘いの電話をかけました。
電話に出た友人はまるで起きたてのような受け答え。
「起こしちゃった?ごめんね」と謝って電話を切りました。

数日後、もう一度かけてみます。
電話に出た彼の様子はやっぱり違和感がありました。

「どうした?」

そんな訪ねに彼は

「俺の体が俺の体じゃないみたいなんだよ…」

こんなことを言っています。
そして喋り言葉も敬語です。

話の通じない彼の電話を切り、すぐに弟さんへ電話。
そこで職場で倒れて救急で運ばれ治療中であることがわかりました。

そして、僕のことはもちろん、奥さんのこと、親のこと、弟のこともわからない状態だそう。

親友といえる数少ない彼のこんな状態を聞きとてつもなく悲しい状態から体調不良になりました。
でも僕には何もすることは出来ないし、コロナ渦なので会うことも出来ません。

彼の状況は弟さんやおじさんから聞くことだけです。
年が明け専門病院に移り治療を開始した彼は驚異的な回復をします。

そして春ころに退院、夏ころには職場復帰を果たしました。

ちなみに僕はというと、退院してきたことを弟さんか聞きましたが、僕のことがわからないことが怖くて電話をすることが出来ませんでした。

夏を過ぎた頃、そんな彼からLINEが届きました。
そのLINEの内容がやっぱり敬語だったのでちょっと心配でしたが、電話をしてみると僕のことは解っているようでした。

最初のうちはやっぱりちょっと記憶違いだったり、話が噛み合わなかったりしていましたが、最近では倒れる前のように会話ができるようになったし、話が噛み合わないことを彼自身が気づけたりできるようになってきています。

ただ、体には後遺症が残っており、現在でもリハビリを頑張っています。

もう一緒にどこかに言ったり、喋ったりすることが全く出来ないかも…ってその当時は思っていましたが、こうやって回復していく彼に僕も勇気づけられています。

彼の目標は大好きな車に乗ること。
相変わらずなにも出来ない僕ですが、またいつの日か初日の出を一緒に見られる日を楽しみにしています。



2021/12/30
2021年も残すところ1日となりました。今日は1年を振り返り「嬉しかったこと(個人的に)」です。それは、昨年の12月に倒れた幼馴染が驚異の回復をはたして会社に行けるぐらいまで回復したことです。さかのぼること1年前、僕は幼馴染に「今年も初日の出を見に行こう!」とお誘いの電話をかけました。電話に出…



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