もしかして「独りよがり」になっていませんか?
比較する相手がなくて「独りよがり」になってしまっているご相談に多々お逢いします。
「おれってカッコイイ」と思っている人も
「あの人と比べたらカッコイイけど、あの人の横に並ぶと…」
こんな感じです。(ちがうか)
その比較対象を見つけるのに役立つのが「流通の3C分析」聞いたことがありますか?
「自分の企業」「お客さま」「競合する企業」を整理することです。
SWOT分析という手法もよく先生方が教えてくれる道具の一つですが、この3C分析をやらないと「自分の思い込み」になってしまいます。
「自社に来てほしい、来てくれているお客さまはこんな人達」
これが「お客さま分析」です。
「あの他社と比較して、自社はどうなの?」
これが「競合する企業分析」です。
競合する他社とは…
「自社に来てくれる、来てほしいお客さまが、行きそうな他社」です。
そして、「競合する他社」には「直接競合」と「間接競合」があります。
リアルな例題ですが…ケーキ屋やさんの直接競合はもちろん「ケーキ屋さん」です。
でも、間接的には、スイーツが充実している「コンビニ」「スーパー」も競合になります。
コンビニ同士がスイーツ戦争、企画力もあるしドンドン新商品が出るからドキドキ感もあり、そして買いやすい…
生菓子は「コンビニに勝てない…」なんて言われているぐらいです。
もしかしたら、料理好きの奥さまなんかも間接競合になるかもしれません。
商工会議所で分析してみると…
商工会議所には、起業(開業)のご相談に来るお客さまがいらっしゃいます。
そのお客さまは「開業資金を借り入れできますか?」と心配される方が一番多いです。
そのお客さまが行きそうな所は「銀行」です。
長野県や市役所でも起業相談をしているので、そこも競合になります。
インターネットで開業を支援するコンサルタントを検索して出会うかもしれません。
こんな感じで、自社に来ているお客さまが、自社と同じ商品やサービスを買いに行きそうな他の場所を推測していきます。
◯自社に来てくれているお客さまはどんな方々?
◯そのお客さまが、自社以外に同じ商品を買いに行く他社は?
こんな事をプロファイラーになりきって推測し書き出してみると、比較できるようになるので「自分の企業」が発見しやすくなります。
併せて
◯そのお客さまは増えているの?減っているの?(どんな状態?)
も推測しておくと、後々役に立ちます。
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2018/03/26
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