そのイベントなんのために開催するのか?

中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ

2019年01月31日 19:39

イベントの開催にも「開催目的」はある!今更ながら再認識しました。

本日、春が中止になった「上諏訪街道呑みあるき」検討会議での発見。


約20年の歴史があるこのイベントは当初こんな目的でした。
▶造酒屋がある商店街に地元のお客さまを呼び込む
▶お客さまを商店街周辺のお店に紹介する

そして、その商店街にあるお店が少しづつ減っていって…
商業会としての力がなくなっていき、徐々にイベント継続の集まりになっていきます。

もちろん営業している店舗は造酒屋以外に数店舗、
営業をしていないのでイベントに関わる方も徐々に減っていき、
代わりにイベントの協力者であった5軒の造酒屋が運営側に深く関わるようになります。

同時に、この頃から日本酒好きな方々が増えてきて、イベントの参加人数は増えてきます。

もちろん、諏訪地域以外の方々も増えてきて…
そうなると「観光イベント」として周りが勝手に騒ぎ始めます。

そして、最近では6~7割ぐらいの方々が諏訪地域以外になり
諏訪市行政や地元住民等々、多くの方は「観光イベント」と(勝手に)位置づけるようになります。

が、主催者側は「何を目的にやっているのか?」を共有していませんでした。

その原因は次のように予想されます。
▶生みの親(企業でいうと創業者)が途中で居なくなってしまったこと。
▶(成り行きで)創業者から引き継いだ現在の運営スタッフが、その目的を理解していなかった。

そのため、運営スタッフの中でも色々な目的があって…
今思うと、ちょっとチグハグだったように感じます。

そんなこともあって、本日の会議ではこのイベント
▶誰がやってほしいのか?
▶誰のためにやるのか?
▶何のためにやるのか?

しっかり共有することとしました。

議論を始めてみると、色々な意見がでました。
やっぱり「目的が一致していなかったんだろうなぁ」と実感しまた。

ただ、議論が進みに連れ、どんどんまとまってきて、最終的には「イベントの目的」をしっかり共有化することができました。

上諏訪街道呑みあるきReBootまでには、高い高い壁があります。
でも、キット乗り越えて、より楽しいイベントになると確信できる会議でした。

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