手書きの申告書から商工会議所の未来を考える

中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ

2020年02月13日 19:23

商工会議所は、いよいよ決算や申告支援モードになってきています。

支援をする集中日を設けて、税理士さんと一緒に支援を行います。

今週は「決算書作成支援」の集中日。

沢山のお客さまが会議所を訪れています。


◯当商工会議所を利用している方の殆どが「手書きの決算書や申告書」

今、集中日に来所しているお客さまの殆どが、商売を始めた頃から数十年会議所に通ってきていただいているお客さまで、そのやり方は「手書き」の方がほとんどです。




僕たち世代だからだと非効率と思われるかもしれませんが、お客さまは十数年手書きで記帳をされているのでそうは思ってはいません。
むしろ、パソコンやスマホで記帳している方よりもマメで、そしてその仕組を解っていらっしゃる方が多いと思います。

今の世の中、仕組みを知ることは必要ないかもしれません。
それは、税理士とかファイナンシャルプランナーとかが教えてくれるからです。

一般的に言うと、いま手書きの方々は「ラガート」と言われる方なのかもしれません。




その証拠に、集中日に商工会議所へ来所する僕たち世代の経営者は居ないし、パソコンやスマホで記帳をしている方が会議所を訪れることも稀です。


◯数年後には、支援方法を変えないと…
とっても失礼な話ですが、手書きで記帳をされているお客さまのほとんどは、シルバー世代の方で、サラリーマンで言うと定年を迎えた方々が多いことも事実です。

そう考えると、10年後には廃業されて会議所には来ない…
目に見えて分かります。

だから、僕たち世代、パソコンやスマホを使って記帳をしている方にどのような支援が出来るか?
コレを本気で考えなければいけません。

ただ…
その内容は僕自身も全くと言っていいほどわかりません…残念ながら。

各地商工会議所、商工会は「税務申告が華形支援」だと思っているところも少なくありません。
当会議所では、失礼ながら、全く華形とは思ってはいません。

これからの会議所、商工会に求められるコト、華形支援とは?
本気で考えなければいけません。


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