痴呆ってお医者さんから診断されまして…
今年はなんとか確定申告書を整理できたんだけど…
来年はちょっとわからなくて心配なんです。
どうしたらいいですか?
不動産賃貸業をされているお客さまからのご相談。
お客さまの旦那さまは、体を悪くして施設をご利用されています。
そして、お子様が先日お亡くなりになってしまって…
そして、先日、お医者さんからそのように診断を受けたそうです。
不動産賃貸業は不動産屋さんにまかせていて、自分が管理をしていないので「維持」はなんとかなると思います。
賃料の回収も不動産屋さんが代行しているので問題はありません。
問題なのは「決算」「確定申告」です。
代行業務は「税理士」ができますが、日々の記帳や請求書、領収書の受け取りは難しいものがあります。
さてどうするんだろう…
僕自身も、どこに相談したらいいかわかりません。
とりあえずですが、税務署に相談してみました。
『難しい問題ですね…でも、税務署では解決できないんです』
『多分、違う相談先があると思います』
そのアドバイスに『確かに…』と気づきました。
そして、諏訪市の社会福祉課に問い合わせてみました。
問い合わせ先としては◎でした。
社会福祉課の職員は丁寧にこう教えてくれました。
◯青年後見人制度をご利用いいただくことがいいと思います。
成年後見人制度、聞いたことがあります。
でも、中身は知りませんでした。
◯wiki「青年後見人制度」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E5%B9%B4%E5%BE%8C%E8%A6%8B%E5%88%B6%E5%BA%A6
つまり「今後認知症の発症が不安な方が、財産の管理をしてくれる方を見つけて、任せること」
色々と複雑なことがあるかもしれないけど、基本は
「認知症の発症のならない、重度にならないうちに相談すること」
になります。
相談先は専用の相談窓口をお住まいの行政が用意しています。
ちなみに、僕の働く諏訪市には「諏訪市・下諏訪町成年後見支援センター」という専用窓口があります。
https://www.city.suwa.lg.jp/www/info/detail.jsp?id=11790&super_genre=2&kiji_list=result.jsp
初めての相談だったので、うんと戸惑ったし、お客さまのお話を聞くと感情が高ぶってしまいましたが、このような相談ももしかしたら今後増えてくるのかなぁ…って
大変勉強になった相談でした。
発症されないといいなぁ…って、心から祈っています。