当会議所の恥ずかしい話…から知ってほしいコト

中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ

2020年04月02日 18:55

商工会議所は小規模企業の支援機関として各地域に存在します。
そして、商工会議所はこんな団体です。

『地域の企業や会社が望んで設立した団体』

そして、新型コロナウイルス感染拡大の影響で苦しんでいる中小企業の皆さまが多いことはご承知だと思います。

自分たちが望んで設立した支援団体だし、困っているからきっと、商工会議所も電話が鳴りっきり、スタッフのスマホは”何か”の着信音が鳴りっきりだと思っていると思います…

当会議所(諏訪商工会議所)の状況はというと…

『問い合わせがとてつもなく少ない』

こんなとっても悲しい状況です。

あっ、勘違いしないでください。これは『諏訪商工会議所』の状況です。

この状態に危機感ではなく『恐怖感』を感じた僕は、近隣の商工会議所ってどうなんだろう…って、ちょっと探りを入れてみました。
その解答はというと…

『とてつもなく相談が来ています』
『相談会は予約でいっぱいです』

うっ…

正直とてつもなく『凹みました』

これは、当会議所はお客さまとの信頼関係を築いていなかった証拠なんだと改めて実感をしています。

ただ、がっかりしていても仕方がありません。

できる限りのことをする。
コレを機会に信頼関係を築いていく。

こう思っています。

その1つ目が「情報発信」です。

社内では「必要はない!」と決定した公庫の融資制度の紹介を、急遽作り明日発行の会報に折り込みます。
内容も、少しだけ工夫をして、諏訪市が実施している制度資金との違いを説明しながら「こんな方にオススメ」をコメントしています。(コレはもしかしたら地銀に怒られるかもしれないけど)

◯こんな内容(日本政策金融公庫の支援)

もう1つが、月曜日から公庫とのお取引がある企業へ訪問する。
とくに、公庫としかお取引がない場合、地銀の営業が訪問することはほぼ無いので優先的にしています。

1つ目の「会報折込」の実行はまだですが、印刷したものをカバンにシコタマ忍ばせて、訪問時の資料として使うのはもちろん、街であったお客さまに聞かれたらすぐに出せるようにしています。

そんな事をやり始めてから4日目。
融資のお申込みは10件以上となり、数件がすでに決定しています。


◯今回のことで実感したこと
日頃からの信頼ももちろんですが、欲しい方へ情報をわざわざ届けに行ったほうがいい。
それを待っているお客さまもいる。

そんな単純な事を身を以て体験することが出来ました。



地銀だって、お客さまのところに訪問しているからこそ、それを頼りにしているわけで、
そうすることで信頼だって深まっていく。

『お客さまの方から来てくれる』

そんなお客さまも当然いらっしゃるとは思いますが、多くの方はそうではなく『待っている』

そんな事を感じている今週です。


◼あわせてお読みいただけたら嬉しいです
2020/03/12
お店を支えてくれるお客さまって、苦しいときこそ助けてくれる。そんなお客さまをたくさんいるお店が諏訪にはたくさんある。今日、JR上諏訪駅周辺の若手(?)飲食店店主が集まる1イチの情報交換会。常連さんの優しさが身にしみて感じるよ~常連さんをもっと大切に、もっと信頼を深めていきたいよ~そんな…



関連記事