商売の仕方って色々あるんだなと実感する出来事がありました。
本年度当会議所ではあまり活用していなかった専門家による事業所さんへの個別支援を実施しています。
先日実施したある事業所さんでの支援内容。
専門家の方は事業者さんが指定してきた方でした。
僕自身も出会ったことのない方だったこと、経歴等々から数々の成果をあげられてきた方ということもあり自分の学びにも期待して同席しました。
事業所さんと専門家も面識はあるものの事業について話をするのは初めてだったらしく、事業者さんが実施するとある事業についていろいろと聞き始めました。
このような場合、口数が多い僕も地蔵のように黙って専門家の支援を拝見します。
話が進んでいくと、事業者さんが行っているInstagram、Facebookのフォロアー数を増やす話になりました。
専門家の方はこのようにアドバイスします。
『ハッシュタグ検索等々で自社の商品に興味のありそうな方をフォローしたり、友達申請してください』
そうなんだ…僕はそう思いました。
というのも、僕がそれを受ける側だったらイメージがよくないな、と思ったからです。
言ったこともないお店からのフォローや申請だったら「なんで、なんで?」って勘ぐっちゃうし、あそこってそういうお店なんだ…と信頼もなくなります。
多分ですが、これをきっかけに行かない、買わないという気持ちが増えてしまうかもしれません。
だた、その意見は「僕の意見」にすぎません。
フォローをきっかけに、お店を知ることとなって購入につながる場合もあります。
もう一つこんなアドバイスがありました。
『インスタ用の写真に加工していますか?』
『見た瞬間にお客様が欲しいと思う商品写真を用意していますか?』
つまり、インスタは写真=視覚から興味沸いて「さらに深く知りたい」という行動が生まれます。
そのため「写真は盛る」というテクニックを使ったほうがいいというアドバイスです。
これについても僕自身違和感があります。
というのは、インスタで興味の沸いた商品を実際にみたら…「え~」という経験があるからです。
こんな時思うのは…だまされたという悲しい気持ちです。
初めて行ったお店でこんな悲しい思いをしたら皆さんならどうでしょうか?
僕だったら2回目はないと思います。
だた、それも「僕の意見」にすぎません。
この写真をきっかけに、お店を知ることとなって購入につながる場合もあります。
そのほかにも、ちょっと違和感…の部分がいくつかありました。
今回の支援ではっきりと気が付いたのは商売には2つの方法があるということです。
1つ目は「お客様の幸せや喜びのための商売」
2つ目は「商品を売るための商売」
この2つは「目的」と「手段」が異なるため似ているようで全く違うものとなります。
詳しくはコチラの記事をご覧ください。
2019/11/22
商売をしていると「商品やサービスを一つでも多く売りたい」と思うのはアタリマエのことです。その『思い』が、お客さまとのギャップを生んでいる。『利益の組立図を作るゼミナール(事業計画作成ゼミ)』の2日目での発見でした。◯お客さまのほしいは商品やサービスではない!お客様の「ほしい」は、…
多分ですが「商品を売るための商売」は「お客様の幸せや喜びのための商売」より労力はかからないし、短時間で効果の実感もできるかもしれませんので多くの企業はこちらを選んでしまうような気がしています。
「どちらも正解で不正解はない」
「商売のやり方は事業者さん自らが判断し選択する」
ご自身はどちらの商売の方法を選択しているのか?
もし、ご興味が沸きましたら自社の「目的」と「手段」を確認してみてください。
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