事業承継・法人化の方注目! 持続化補助金 「創業枠の定義」は意外に広い

中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ

2022年03月26日 16:28

第8期の募集が開始される持続化補助金の創業枠について名古屋商工会議所 内田さんから事業承継や法人化の事業者さんにも使えることを教えていただきました。

…お恥ずかしながら、この創業枠は今までも補助金の上乗せ条件としてあったはずなのに、あまり良く考えていませんでした。

今回、コレを考えるきっかけとなったのは「個人事業主」で「事業承継を行う、近日行う予定がある」事業者さんからの相談があったからです。




というのも、個人事業主の場合は実質事業承継であっても、事業を引き継ぐ方は税務署上は「新規開業」となります。
この場合、創業枠に合致するのかな…という疑問からでした。

そして、そのコトを内田さんにメッセージしてみるとですね、うんをわかりやすく教えてくれました。

【創業枠の定義】
•そのものズバリの創業(起業)はもちろんOk
•個人事業者は事業承継Ok(廃業&開業)
•個人事業から法人化Ok
•法人での事業承継は当然駄目

上記に加え『特定創業支援を受けている』『締切日を基準として3年以内に開業し届けを出しているor法人登記している』必要はありますが結構選択肢は広いと思います。

そして、事業承継には「後継者支援枠」があるのでどちらか有利な方を選ぶことが出来ます。

ちなみに後継者支援枠の要件は「将来的に事業承継を行う予定があり」「「アトツギ甲子園」のファイナリストになった事業者」が対象となるため、締切までに事業承継が済んでいなくてもOKになりますが…アトツギ甲子園ファイナリストというのがうんと気になります(笑)

以上、創業枠の整理でした。
内田さん、いつも新設丁寧に教えてくれてありがとうございます。


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