起業の相談で僕がお伝えしていること

中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ

2021年06月02日 18:14

商工会議所は起業(創業)の相談もけっこう多いんです。

その内容の多くが
「起業の手続き(税金、雇用等々)」
「営業をする上での許認可関係」
「資金の調達(融資)」
「補助金」
「経理の仕方、税理士にお願いしたほうがいいですか?自分でできますか?」
「どんな消費が経費になるか」

こんなところが多いかな…と感じています。

本当は「起業経営計画書について相談したいんですけど!」こんな相談が来てほしいな…なんて思っているんですが「融資のための起業経営計画」がほとんどなのも現状です。


そしてそれ以外に僕がお伝えしていることがあります。

それは「ライフプランを作ってみませんか?」です。

サラリーマンの多くは毎月定額の賃金をもらい、厚生年金を支払っています。
個人事業主になると、厚生年金から国民年金に変わるわけで、そうすると年金額が少なくなります。

あと、定額給与をあてにして利用しているローンや学費等人生のイベントにつかうための貯金等々も不安定になるかもしれません。

収入が変わるから、プライベートのコトも再把握して必要なら見直してみる。

こんな事を伝えています。

その際にもう1つ『仮設の定年を設定する』です。
サラリーマンは定年が決まっているので人生の中での仕事の区切りが明確になっています。
そのため、定年後はどうするのか?とか、定年後の暮らしはどうなるのか?といった興味が湧きやすいと思っています。

一方、経営者の皆様は定年という概念がありません。
そのため、老後の人生について考えづらいのが現状だと思います。

『仮にサラリーマンと同じ65歳で定年としてみる』

そうすると、理想の老後に向けた◯◯が明確になってくるようなきがしていますし、事業承継なんかも意識できるようなきがします。



サラリーマンから経営者になるということは、いろいろが変化する事を理解いただき、余裕があるときにそれを見返したり、決めたりしてみる。

こんな事をおすすめしています。

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