教え方を「教わる」と職場のコミュニケーションがうんとよくなると思う【今日の相談】

中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ

2023年06月12日 18:55

社会人になると他人へ何かを教える機会はとても増えると思います。
社会人にならなくても部活、アルバイト先等々学生でも地味に多いかもしれません。

そんなみなさんに質問です。

教え方を教わったことってありますか?


僕自身は商工会議所に転職して、赤沼留美子さん(パート・アルバイト研究所)に出逢うまではなかったと思います。

前職でも、こう教わってきたからこう教える。
もっとさかのぼると、親にこう教わったからこう教える。

教え方って、こんな感じに人が多いんぢゃないか?と思っています。


その赤沼留美子さんが、飲食店のスタッフさんに教え方を教える支援を本日行いました。


この飲食店さん、以前に料理とか接客の仕事のマニュアルを作りたいと要望がありました。

「マニュアルを作るときに、教えるスタッフさんが教え方を理解していたらとってもわかりやすいし、コミュニケーションも良くなる内容になるから、是非教わってみませんか?」と僕の提案を受け入れてくれて実現しました。


なぜコミュニケーションが良くなるのか?

それは、お互いの文化の違いから生じる勘違いで溝がだんだん深まっていくことにあります。


みなさんも、こんな経験ないでしょうか?

早くって言われたから、急いでやったのに、全然急ぎではなかった。
あれやっといてと言われたからきちんとやったのに、ちゃんとやってねと言われた。
あの人はこういったのに、この人はこうやれっていう…言う人によって違う。


これが積もり積もると「なんだよー、働きづらいなー」という気持ちがうまれてくるからです。


これは、お互いの文化の違いからうまれます。


早いといった人は、10分だったかもしれません。でも言われた人は3分だったらどうでしょうか?
ちゃんとの基準がお互いに違かったらどうでしょうか?
やり方が人によって違う、基準が人によって違かったらどうでしょうか?

教わっている方はうんと困ると思います。


お互いの文化の違い、お互いの性格の違い等々「僕とあなたは違う」ということを体験してもらいながら、違うものどおしがわかりやすい教え方を実践(赤沼さんはコントと言っている)を通じて学びました。


参加されたスタッフさんからも「きちんと」とか「ちゃんと」とか曖昧な表現を使っていました…とか、
コレやっといてとお願いしかしていなくてイライラしたことが何度もありました等々教え方で足りない部分を知ってもらうことが出来たと思います。


教え方を教わる。

地味ですが、明るい職場づくりにはうんと効果があると僕は思っています。



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