2年前から学習塾を始めた小、中、高の同級生がいます。名前はだいちゃん

先日、だいちゃんから「フリースクールを始めたい」という相談がありました。


その理由を聞くと、現代の小、中学生はとにかく不登校が多いそう。

だいちゃんの塾にも数名不登校や不登校を克服?した生徒さんが居るらしく、その子どもたちと出逢ってこんな事を思ったそう。


自分の力で生きていく力をつけてほしい。
その力をつけていくための手助けをしたい。


聞くと不登校になる原因は、自分ではなく周りの影響がとても大きいと感じました。

周りに影響されること無く、自分自身が考え、選択し、行動する。そんな力をつけてほしいとのこと。


今日の相談では、フリースクールの事業計画書を持ってきてくれました。

内容を拝見したり、お聞きすると、この計画で事業を始めることで現在の所得が減ります。


所得が減るのはちょっと厳しいかも…
できれば、いまの所得を維持したい。


そのためには、今のところ受講料を上げるしかありません。

受講料を決めた理由を聞くと、既存のフリースクールを参考にして少し安く設定したそう。


安く設定した理由は「規模が小さいから」等々、小規模だからという理由でした。


フリースクールは数多くあります。
その中でも、だいちゃんのフリースクールを選ぶ理由を一つ一つお聞きすると、大手よりも魅力的な事がいくつも出てきました。


それを、ここで…といったように紡いでいけば、もしかしたら大手よりも高い金額が設定できるかもしれません。


紡いで形にするのは僕ではなくだいちゃんです。

次回は、その計画書を見せてくれると約束して本日は終了でした。





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政府は可処分所得を上げるため圧力的な賃上げを要求しています。

そして、周りの経営者さんが賃上げしたよーなんて聞くと「ウチも賃上げしなくちゃマズイよなー」ってなる経営者さんも多いハズです。

日本商工会議所が春に調査した中小企業の賃上げに関するアンケート結果でも「防衛的賃上げ」をした企業がとても多いことからも財源の根拠がない賃上げをしていることがわかります。


あわせて、景気調査に伺うと、今後の見通しについて不安を持つ事業所さんはとても多いことから、将来の売上や利益が増える事に対して不安を抱える事業所さんも多いことがわかります。


このような状況の中で政府の圧力に負けて賃上げをしていったら企業はどうなるのでしょうか?

僕は不安でいっぱいです。


利益を増やすには、付加価値額(粗利)を増やすか、固定費を減らすしか有りません。

僕の働く長野県諏訪市のような地方都市は下請け企業が多いため、受注単価を増やすことはなかなか難しいと思います。
というのも、元請け企業も賃金アップをしているから、その分を確保したいと考えるからです。

そうしたら原価低減を考えますが…物価高騰が続く現在ではこちらも難しい…


ということは、固定費を減らす=労働生産性向上に取り組むということになります。


そもそも、賃金とは会社にとってどのような役割なのか?どのように決定しているのか?明確に答えられる経営者さんは多くありません。

多分ですが、顧問税理士や銀行の意見が多いか、社労士の事例に基づいて決定している場合が多いような気がします。


賃金が上昇している現在だからこそ、賃金と経営の関係性について理解を深める機会があってもいい…


そう考えた結果開催するのが「基本から学ぶ わかりやすい『賃金』の話」です。


賃金に関する最近の政府動向。
賃上げの圧力に負けて賃金だけ上げていくと企業はどうなるのか?
賃上を企業力向上に繋げている企業の手の打ちを紹介 等々

賃金のイロハがとてもわかり易く学べる内容となっています。

どなたでも、無料に参加できますので、賃金に興味がありましたら是非ご参加ください。

詳しくは下記リンク先から。
https://www.suwacci.or.jp/5541/

会社の将来に対しての不安も和らぐと思います。




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最近「働きがい」という言葉をよく耳にしませんか?

その「働きがい」って具体的に説明して!といったらなかなか難しい「知っているようで、実は知らない」ことだと思います。

本日、その「働きがい」について、事業者さんと話す機会がありました。


事業者さんは、働きがいをとても重視しており、スタッフさんがイキイキノビノビ働ける職場を目指していて、それを実現するために、スタッフみんななで何かをする機会を増やしています。


その中で「働きがい」の話になりました。


「働きがい」って具体的に何なんだろう…


お互いに「うーん…」とよくわかりません。

色々と話しをしていくうちに「賃金や福利厚生だけではないな」という結論は一致しました。


僕たちが困った質問を chat GTP 先生に質問してみると、こんな事を教えてくれました。


【Q.】
働きがいとは具体的になに?

【A.】
働きがい(はたらきがい)とは、仕事や職場で感じる満足感や充実感のことを指します。具体的には、自身の能力やスキルを活かす機会があること、仕事に意義や価値を見出せること、職場の雰囲気や人間関係が良好であることなどが働きがいの要素として挙げられます。

働きがいを感じることは、個人の幸福感や満足度を高めるだけでなく、パフォーマンスの向上や職場の生産性向上にも関連しています。働きがいがある環境では、従業員は自発的に力を発揮し、やりがいを感じながら業務に取り組むことができます。その結果、成果や成長が促進されることがあります。

働きがいを実現するためには、以下の要素が重要とされています:

自己成長の機会:能力やスキルを発展させるための学習や成長の機会が提供されること。
目標や意義の明確化:仕事の目的や意義が明確に伝えられ、従業員が自身の役割を理解し、仕事にやりがいを感じることができること。
自己決定の権限:業務において、自身の意思決定やアイデアを尊重される機会があること。
公平な報酬と評価:公正な報酬体系や評価制度が存在し、従業員の貢献が適切に評価されること。
コミュニケーションとチームワーク:職場内でのコミュニケーションや協力関係が円滑に行われ、チームワークが促進されること。
これらの要素が備わった職場環境では、従業員は働きがいを感じながら業務に取り組むことができ、組織全体のパフォーマンスや従業員の幸福感が向上するとされています。



この中で一番共感したのは「自己成長の機会」です。しかも1番に来ています。

chatGTP先生も報酬関係は3番目となっていることからも「働きがいの全てではない」ということが理解できます。


自己成長の機会、そして自己成長が実感できる。

これが働きがいのポイントになるんだろうな…と。

勉強になりました。




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大企業や中小企業と比べて小規模事業者は事業を一緒に考える方やスタッフさんが少ないから事業所内に経営の事を相談する方々が少ないことが特徴です。

先人が三人集まれば文殊の知恵というように、みんなで意見を出し合うことでより良い答えが出せると僕は思っています。

昨日、JR上諏訪駅に隣接する飲食店街に居酒屋をオープンする起業者さんとの相談に呼ばれて行ってきました。

呼んでくれたのは、その街で居酒屋を営む先輩経営者。

相談内容は、融資に関すること。その概要や様子を説明しました。


起業計画は事業計画とほぼイコールです。


ちょうど先輩経営者と店の広さが同じくらい。

先輩経営者は、自身の店舗の決算書や開店準備のこと、営業や広告に関することを隠すこと無く起業者に伝えていました。


日頃からこの事業者さんは、自分だけでが儲かればいい…ではなくみんなで街にお客様を多く呼んで、みんなで儲かっていこう!と頑張っている方です。


街の様子から、他の飲食店の先輩の紹介等々、起業者さんにとって本当に安心できる環境だと思います。


事業者さんどおしが、こうやって助け合うことが出来るって、本当にステキだと改めて思いました。

商工会議所もこのような機会が沢山作れるよう頑張ります。




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確定申告時期を狙ってインボイスの説明をしていたので、3月~4月にかけて登録を行った方も多いハズです。

登録の相談があった時、マイナンバーカードで所得税や消費税の電子申告を行ったことがある方なら「電子申告」をおすすめしていましたが…実は申込書による申請が圧倒的に多かったんです。

最近、申請書で申込された方から

「全然通知届かないんだけど」

という、不安な相談が多く寄せられています。


電子申告した方は大体1ヶ月以内に登録完了の通知が来ているみたいですが、申請書で申込された方は大体2ヶ月、それ以上かかっているようです。

ちなみに、サポート事務局によると、3月1日~3月15日の方は、5月下旬~順次発送している。3月16日~3月31日の方は、6月下旬から発送予定だそうです。


ということはですよ、10月1日からインボイスを発行したい場合は、今月中に申請書を出すか、マイナンバーカードで電子申告した方がいいということになります。


10月1日に近づくに連れ、ドンドン混んでくると思います。

お早めのご対応をよろしくお願いします。


【申請書の書き方を間違えたらどうなるのか?】

インボイスセンターから電話が来ます。
何回か電話をして繋がらなかった場合、申請書が返送されてきます。




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一緒に働くスタッフさんがお店や事業所を去ってしまう…去ってしまう理由はさておき、ほとんどの事業者さんは新しいスタッフさんの出逢いを求めます。

そうしないと、(現在の規模)商売が回らないと感じているからです。

本日、飲食店の事業者さんとの話。

10年以上努めていたスタッフさんが、親の介護でどうしても実家に帰らなくてはならなくなって、先日お店を去ってしまった事を聞いていたので、その後について訪ねてみました。


「新しいスタッフさん、募集するんですか?」


事業者さんは、こう答えてくれました。


「パートナー(妻)と2人で1ヶ月以上営業してみて、これでも良いかなーって思ってる」

「お断りしているお客様も多いけど、忙しく働いている時とは違ったお客様とのコミュニケーションも心地よく感じてる」

「利益も、なんとかお店を維持できるくらいは見通しが立ちそうだから、当分このまま行ってみようかなと思ってる」


いつも予約でいっぱいの飲食店で、忙しさの中でもオーナーやスタッフさんがお客様とのコミュニケーションを忘れず、信頼を重ねていったお店。


あえて事業規模を維持、拡大するのではなく、縮小してでも今のお店にあった営業を選択する。


昔の商売のいろはでは無いかもしれないけど、現在は1つの選択肢として十分にありえると思いました。

お客様は予約をしなくてはいけないので、思いつきでフラッと立ち寄ることはできなくなったけど、その分、シェフ夫婦とのコミュニケーションがそれ以上に楽しめるので必ず理解してくれると思います。


そんな事を感じた今日の相談でした。




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世の中は人で不足です。そして仕事とプライベートの両立を大切にする方も増えてきたので事業者さんはとても大変です。

本日も、飲食店を経営する事業者さんからスタッフさんに関する相談。


ホール(客席)を担当するスタッフさんが、家族との時間を大切にするため土日の出勤はほぼほぼ出来ない。そして、平日も休みがちという状況。

それに輪をかけて調理場のスタッフさん。

とにかく忙しい事を嫌っているので「忙しいのは嫌だなー」と口癖のように言ってしまっています。


そんな状況が続いているので事業者さんが人間不信…というか、精神的にとても疲れていて通院しているほど。


そんな状況を色々と聞いていると一番不安になっていることがわかりました。


それは「夏休みから秋にかけての繁忙期を乗り越えられるか」ということでした。


そのためにとにかく一緒に働いてくれるスタッフさんと出逢いたい。

できれば、一生懸命働いてくれるスタッフさんと出逢いたい。


事業者さんの働きがいの実感も望んでいました。


僕が事業者さんの立場だったら、同じように悩むな…

僕自身、どうすることも出来ないので、ノウハウをもった方々に助けていただこうと思います。


スタッフさんに関して悩んでいる事業者さん、本当に多いな…と実感しています。




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来年の4月、運送業と建設業の時間外労働の上限規制の猶予期間が終了し、働き方改革が事実上全業種でスタートになります。

本日、商工会議所の建設産業の方々が集まる会議で、この2024年問題の話題になりました。

建設業は全国的に人手不足に加え、天候に左右されるため残業時間の策定や月間就業時間の割り当てなどが難しい。
工期がスケジュール通りにいかず有給も取得しづらく、週休二日なんてもってのほか。等々、働き方改革の内容とは真逆と言ってもおかしくない状況が事業者さんから次々と話されました。

それを解決しなければ、業界の明るい将来はないけど、何をどうして良いのかさっぱりわからない。

そんな結論で会議は終了しました。


2024年問題は「時間外労働の条件規制」なので「長時間労働の抑制」となります。


どちらの業界も、働き方改革で定められた時間外動労時間を超えた勤務が多いことから問題となっているわけですが、問題を生み出している根本的な原因があるはずです。


その原因を改善することが理想なんですが、それがわからない…


ただ、国土交通省=政府は具体的な取組として「建設業働き方改革加速化プログラム」を発表しています。

「長時間労働の是正」「給与・社会保険」「生産性向上」という3つの枠で、建設業の働き方改革推進に必要な取り組みがまとめられていますが、これを実行できる中小・小規模企業がどのくらいあるんでしょうかと疑問になってしまいます。

(建設キャリアアップシステムは大手元請けさんが採用しているので、下請けさんは利用を進めているようですが…)

この問題を解決するには、企業文化を変えるぐらい大変なことだと思いますが…僕自身も事例を探しながら勉強していきたいと思います。



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新しいお客様と出逢いたい=当社を知らない見込みのお客様に当社を知ってもらいたいからホームページを作りたいんです!

この相談、本当に、本当に多いです。

そして付け加えられるのがこれ。

SEO対策、MEO対策しないと効果がないですよと業者さんに言われました。

ほとんどがこの流れです。


本日の相談も全く同じ。

新事業を始めたので、ホームページを作って新規顧客を増やしたい!

SEO、MEO対策をするので上位に検索されてます!


正直「ホントですかー」と疑問に思ってしまう僕がいます。


何故か?単純なバカでありたい僕はこう思います。

まず、Googleは検索するとこんな順番で検索されます。

1)広告(リスティング):有料広告
2)Googleマップ:MEO
3)検索結果:SEO

つまり、上位は広告が表示されています。

ということは、広告から見るかも…と疑問を持ってしまいます。


もう一つは「SEO、MEO対策をしている事業者さんは多い」

お金を払って対策をしている事業者さんはとても多いと思います。
みんながみんな対策をしているわけで…結果はどうなるんでしょうか?


そして極めつけは「SEO、MEO対策をすればお客様が見つけてくれるという謎な情報」です。

これ、地味に多い勘違いだと思いますが…

ホームページ作ったけど、こんなはずぢゃなかったんだよねー

と聞く機会も多いので、そう信じ込んでいる方は本当に多いと思います。


商品やサービスが売れるには、お客様が「欲しい」と感じ「購入」する行動になります。

その間に一つでも→が切れてしまうと「購入」には至りません。

その間のお客様の行動が切れないように、しっかりと考え、そこにあったそれぞれの道具を使っていく。

そのためのホームページだし、MEO、SEO対策なので、まずは設計図を作ることをおすすめします。



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仮面をかぶった強盗が白昼堂々と高級時計を奪う、そんな映画のようなことが現実に起こっています。

本日の信濃毎日新聞にも掲載されましたが、最近す諏訪湖周辺の飲食店を狙った泥棒が入っています。

新聞の記事はお隣の下諏訪町でしたが、僕の働く諏訪市でも同様です。

ワイヤーの入ったガラスを、バーナーで熱して割ってしまう等々、なんだかプロっぽいような感じもします。


最近、本当に強盗殺人みたいな、僕が子供の頃にはなかったような怖い事件が起きています。


事業者さんも警戒していて、女性だけをお店や事務所に残さないといった対策もしています。


まずは身の安全、次にお金をお店や事務所に置かない。


防犯に努めてください。


早く安全な地域になるよう願っています。




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プロフィール
中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ
中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ
中小企業を応援する長野県内の商工会議所に勤務するスタッフ。
企業で働くスタッフさん等すべての方が安心できて、生き生きと働ける地域社会になることが夢。
自転車活用研究会4Jチーム諏訪スタッフ。
MTB、Trekking、Ski、山菜huntingと自然の中で遊ぶのが大好き!でも、アウトドアの不便さは苦手…
座右の銘「単純なバカでありたい。