誰かを支える気持ちを体験してもらいたいから沢山の方が携わったお弁当を贈ります
2021/12/14
自社やお店の大切にしたいこと=価値観や個性を大切にして、そのお店らしいコトをしていくと、本当に来てほしいお客さまと出逢えてそして一緒にお店や地域を良くしていってくれる。
新型コロナ感染症の中、こんな何人かの事業者さんにお逢いし、そしてそれを目の当たりにしてきました。

そのお一人が自然派ワインバー リーデレの小山オーナー。
小山さんは「地域や人、そして事業者さんを支える気持ち」をしっかり持ち、それを体現する行動をしています。
普段から食材はなるべく障害者支援施設が育てる野菜を含めた地元産を使い、仕入先の業者さんが在庫余剰で困った食材を周辺店舗へお声がけし協働仕入をしたり、お客さまの情報を発信したり小山オーナーが大切にしていることをブレること無く実践しています。
そんな小山オーナーから半月前ぐらいにこんな相談がありました。
その内容は、長野県が新型コロナの影響で出荷量が減った長野らしい食材の生産者産を応援する「長野県産食材「食べて応援」地域内消費推進事業」を活用してソーシャルワーカーを目指す学生さんにお弁当を差し上げたいとのこと。
僕はそれを聞いて正直「大丈夫かなー」と不安になりました。
というのも、長野県の事業は仕入補助があるとはいえ、食材は信州牛や信州サーモンといった高級食材です。そしてお弁当にはその他の食材も入ります。それを200食以上無償で差し上げる…当然「費用ってご自身持ちになりますけど大丈夫ですか?」となるわけです。
でも小山オーナーははっきりとこう言いました。
小山オーナーの高校生の甥っ子さん、その甥っ子さんがコロナの影響で昨年1年間全く部活動等々が出来なかったそう。それに対して何も出来なかった小山オーナーはいたたまれない気持ちになったそうです。
そして、諏訪市内で未来のソーシャルワーカーを目指す学生さんの話をお客さまから聞きます。
その学生さんたちも昨年からコロナの影響でほとんど集団活動が出来ず、そして地域社会とも接することもなく卒業して行ったそうです。
ソーシャルワーカーを目指す方々なので、本来なら集団活動と地域社会との経験で自己成長し社会人となるはずなのに、それが出来なかった…
人一倍誰かを支える気持ちを強くもっているはずのスタッフさんが、そんな経験もできなかったなんて…それを知った小山オーナーは自分が出来るコトを考えた結果がこの企画だったそう。
小山オーナーが持つ「誰かを支える気持ち」が学生さんたちに伝わったら、きっとステキなソーシャルワーカーさんになって沢山の人を支えてくれる。
そんな想いのこもったお弁当事業でした。
結局相談された僕は何もすることはなく、小山オーナーの人脈で「長野県福祉大学校」と「諏訪赤十字看護専門学校」の生徒さんへの寄贈が決まりました。
ただ、普段1人でお店を営業されている小山オーナーには240個のお弁当を作ることは無理です。
そこでFacebookやInstagramを使って想いを説明しボランティアスタッフを募集します。交通費も日当も出ない完全ボランティアです。
結果、お客さまの中からのべ10名を超すボランティアさんが名乗りをあげました。
そして、近隣のお店からもシェフが1名応援にかけつけます。


本日が「長野県福祉大学校」への寄贈の日。
お昼前にお弁当を持って学校に伺うと、生徒さんや子どもたちがロビーでお出迎えしてくれました。
そしてお弁当を受取ると、口々に「ありがとうございます」を小山オーナーに伝えます。
この御礼の言葉は社交辞令ではなく心のそこからのものだと僕は感じました。
なぜなら、みんな笑顔でとってもうれしそう、楽しそうだったからです。
直接的な利益を全く産まないこの企画。いや、むしろ数字的には大赤字です。
でも、小山オーナーは本当に、本当に喜んでいました。


自社やお店の大切にしたいことって色々とあると思います。
そして、それをブレずにやり続けることはキレイごとに見えれば見えるほど大変だと思います。
ただ「自社やお店の大切にしたいこと」を持つことは、お店らしさをしっかりと創り、そしてそのお店にあったお客さまが集まるんだな…と改めて感じた1日でした。
明日は「諏訪日赤看護専門学校」への寄贈です。
僕は残念ながらお手伝いには行けないけど、あしたの学生さんも何かを感じてくれたら嬉しいなと思います。
新型コロナ感染症の中、こんな何人かの事業者さんにお逢いし、そしてそれを目の当たりにしてきました。

そのお一人が自然派ワインバー リーデレの小山オーナー。
小山さんは「地域や人、そして事業者さんを支える気持ち」をしっかり持ち、それを体現する行動をしています。
普段から食材はなるべく障害者支援施設が育てる野菜を含めた地元産を使い、仕入先の業者さんが在庫余剰で困った食材を周辺店舗へお声がけし協働仕入をしたり、お客さまの情報を発信したり小山オーナーが大切にしていることをブレること無く実践しています。
そんな小山オーナーから半月前ぐらいにこんな相談がありました。
その内容は、長野県が新型コロナの影響で出荷量が減った長野らしい食材の生産者産を応援する「長野県産食材「食べて応援」地域内消費推進事業」を活用してソーシャルワーカーを目指す学生さんにお弁当を差し上げたいとのこと。
僕はそれを聞いて正直「大丈夫かなー」と不安になりました。
というのも、長野県の事業は仕入補助があるとはいえ、食材は信州牛や信州サーモンといった高級食材です。そしてお弁当にはその他の食材も入ります。それを200食以上無償で差し上げる…当然「費用ってご自身持ちになりますけど大丈夫ですか?」となるわけです。
でも小山オーナーははっきりとこう言いました。
小山オーナーの高校生の甥っ子さん、その甥っ子さんがコロナの影響で昨年1年間全く部活動等々が出来なかったそう。それに対して何も出来なかった小山オーナーはいたたまれない気持ちになったそうです。
そして、諏訪市内で未来のソーシャルワーカーを目指す学生さんの話をお客さまから聞きます。
その学生さんたちも昨年からコロナの影響でほとんど集団活動が出来ず、そして地域社会とも接することもなく卒業して行ったそうです。
ソーシャルワーカーを目指す方々なので、本来なら集団活動と地域社会との経験で自己成長し社会人となるはずなのに、それが出来なかった…
人一倍誰かを支える気持ちを強くもっているはずのスタッフさんが、そんな経験もできなかったなんて…それを知った小山オーナーは自分が出来るコトを考えた結果がこの企画だったそう。
小山オーナーが持つ「誰かを支える気持ち」が学生さんたちに伝わったら、きっとステキなソーシャルワーカーさんになって沢山の人を支えてくれる。
そんな想いのこもったお弁当事業でした。
結局相談された僕は何もすることはなく、小山オーナーの人脈で「長野県福祉大学校」と「諏訪赤十字看護専門学校」の生徒さんへの寄贈が決まりました。
ただ、普段1人でお店を営業されている小山オーナーには240個のお弁当を作ることは無理です。
そこでFacebookやInstagramを使って想いを説明しボランティアスタッフを募集します。交通費も日当も出ない完全ボランティアです。
結果、お客さまの中からのべ10名を超すボランティアさんが名乗りをあげました。
そして、近隣のお店からもシェフが1名応援にかけつけます。


本日が「長野県福祉大学校」への寄贈の日。
お昼前にお弁当を持って学校に伺うと、生徒さんや子どもたちがロビーでお出迎えしてくれました。
そしてお弁当を受取ると、口々に「ありがとうございます」を小山オーナーに伝えます。
この御礼の言葉は社交辞令ではなく心のそこからのものだと僕は感じました。
なぜなら、みんな笑顔でとってもうれしそう、楽しそうだったからです。
直接的な利益を全く産まないこの企画。いや、むしろ数字的には大赤字です。
でも、小山オーナーは本当に、本当に喜んでいました。


自社やお店の大切にしたいことって色々とあると思います。
そして、それをブレずにやり続けることはキレイごとに見えれば見えるほど大変だと思います。
ただ「自社やお店の大切にしたいこと」を持つことは、お店らしさをしっかりと創り、そしてそのお店にあったお客さまが集まるんだな…と改めて感じた1日でした。
明日は「諏訪日赤看護専門学校」への寄贈です。
僕は残念ながらお手伝いには行けないけど、あしたの学生さんも何かを感じてくれたら嬉しいなと思います。