連日感染確認者数が報告される新型コロナウイルスは幽霊やおばけみたいに見えないものです。
見えないものだし、治療も出来ない「タタリ」みたいな感じなので赤十字が説明する『不安の感染』が今まさに広がっています。

諏訪大社の免罪符に「鹿食免(かじきめん)」「鹿食箸(かじきばし)」というものがあります。




この免罪符は戦国時代から明治初期まで発布されていて、まさに現在の状況と同じように「生死に関わる見えないものへの不安」を取り払っていました。


◯まずは戦国時代の社会を思い浮かべてください

戦国時代は今と違って医療技術はまったくありません。
病院では薬草を煎じて飲むとか、潰してつけるとか、つばをつけるとか…そんなレベルの医療技術しかありません。

こんな状況で怪我をしたり病気になったりすることは、自身の死に直結する一大事です。

そんな状況で、その自体の人たちは何をしたのか?

それは『自分の運を少しでも落とさない、できるだけ上げる』という事をします。

不浄(フジョウ)= ケガレてしまっていること
禊(ミソギ)= 罪やケガレれを落とし自らを清らかにすること

この言葉が残っていることからも、僕はそのように確信しています。


◯鹿食免・鹿食箸は「自身がケガレない=運を落とさないようにする免罪符」

戦国時代より少し前、仏教が日本に伝えられ、イノシシや鹿、うさぎを殺し食べることは、自身がケガレると信じられていました。
そして、戦争で戦い人間に傷をつけることも同様です。

そこで鹿食免、鹿食箸の登場です。

鹿食免はイノシシや鹿、うさぎを殺しても鹿食免を身に着けているとタタラれることはない=自身はケガレません。
その肉を鹿食箸で食べればタタラれることはない=自身はケガレません。

そして、戦争で人に傷を付けてもタタラれることはない=自身はケガレません。

ケガレないということは「運がオチない=自身の死から遠ざかる」ということになります。


昔の方々は「見えない恐怖」に対して、不安を和らげる仕組みを持っていた。

現在、もしかして求められているのはこんな仕組みかもしれません。


タグ :商工会議所

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プロフィール
中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ
中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ
中小企業を応援する長野県内の商工会議所に勤務するスタッフ。
企業で働くスタッフさん等すべての方が安心できて、生き生きと働ける地域社会になることが夢。
自転車活用研究会4Jチーム諏訪スタッフ。
MTB、Trekking、Ski、山菜huntingと自然の中で遊ぶのが大好き!でも、アウトドアの不便さは苦手…
座右の銘「単純なバカでありたい。