TVのバラエティ番組に出演するって憧れているお店の方多いと思います。
番組に出演すれは、沢山の方に知ってもらえるし、新しいお客さまとの出逢いのきっかけにもなります。

でも、そうぢゃないお店もあると思います。

先日、諏訪市では老舗の飲食店。
ご兄弟3人で営業しています。
カウンターが6席ぐらい、ギューギューで座って6人がけのテーブルが3つ、同じくギューギューで4人のテーブルが1つ。
比較的こじんまりとしたお店です。

このお店、地元の方にはとっても人気があって、開店の11時30分には数名が入口に並んでいます。
本当に地元の常連さんに愛され続けられているお店です。

こんなお店なので、過去何回もテレビの取材依頼があったそう。
でも、そのたびにお断りをしていました。

その理由は「常連さんを大切にしたいから」です。

以前こんな事があったそうです。
ちょっと有名なブロガーがお店を訪れてお食事を楽しまれました。
そのブロガーが、イタク気に入り、ブログにアップしたそうです。

それがきっかけとなって、新しいお客さまが急激に増えたそう。(お店の方はその原因がわからずに怖かったそうです)

その時期に、こんな悲しい思いをしたそうです。

・常連さんが入店出来ずに次々に帰ってしまった
・忙しすぎて、注文を頂いたお客さまを最大30分も待たせてしまった。

この体験は、本当に悲しかったそうです。


◯二兎追うものは一頭も得ず



まさに、これなんだなぁ…
お客さまの話を聞いていて、本当にそう思いました。

お客さまは、常連のお客さまを本当に大切にしています。
そして、ご兄弟も70歳前後になり、若い頃のように無理ができなくなってきています。

お客さまを悲しませない、喜んでいただくたに、ご自身が接客できる人数を把握していて、それ以上にならないようにしています。

そんな経営をしていますが、お店は開店以来ずっと繁盛をしています。
こんな経営だからかもしれません。

ご自身のらしい接客ができるか?

このお客さまの話をお聞きすると、この大切さが本当に理解できます。


…そして、今回どうしてこんな話題になったかと言うと
いつも取材をお断りしている弟さんがお店に居なかった時、ちょうど取材の依頼が入ったそう。
それを、こんかい受けちゃった…そんなオチです。

撮影も終わって、放送を待つだけですが、撮影のときもちょっと悲しいことがあったそう。
だから、もう撮影は受けない!と力強く言っていました。

(悲しいこと=取材が夕飯営業に食い込んでしまい、お客さまを外で待たせてしまったそう。でも、高校生が取材を受けていてその子達が喜んでいたから、それはそれでいいか?って言ってました)


タグ :商工会議所

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プロフィール
中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ
中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ
中小企業を応援する長野県内の商工会議所に勤務するスタッフ。
企業で働くスタッフさん等すべての方が安心できて、生き生きと働ける地域社会になることが夢。
自転車活用研究会4Jチーム諏訪スタッフ。
MTB、Trekking、Ski、山菜huntingと自然の中で遊ぶのが大好き!でも、アウトドアの不便さは苦手…
座右の銘「単純なバカでありたい。