メンタルヘルスや健康経営等々…企業がスタッフの健康を気遣う事項が最近急増しているように思います。
厚生労働省や労働基準局等「政府側から出されている資料」を拝見すると、この原因の一つとして「長時間労働:残業のしすぎ」が重要視されています。

体調を崩すのも、精神的にマイッてしまうのも「残業のしすぎ」

そう、考えられています。

だから「残業を減らしない」「休日をもっと取りなさい」と、働き方改革を推進する一つの理由となっていると僕は理解しています。

でも、本当にそれだけなのでしょうか…

2006年10月号「日経ビジネス」に古本屋さんで出会いました。



15年前の日経ビジネスにはこう書かれています。

○売上と利益ばかりを追いかけている企業のスタッフは壊れる

記事には、この年の上場企業の業績は3期連続で最高益になる公算が大きい。と書かれています。
そして、その陰で、ビジネスの最前線では声にならない悲鳴が上がる。経営効率化、サービス向上、株主価値の拡大等々…。
現場にかかるプレッシャーが働く人の肉体、精神を蝕む。スタッフの幸せ無くして持続的成長は不可能だ!

つまり今の企業環境では「スタッフたちはやりがいを亡くしてしまう」と警鐘を鳴らしています。

そして、その記事の中に、スタッフがやりがいを亡くしてしまう理由として「長時間労働」は記述されていません。

いま、企業は、企業の志の実現、それと同時にそこで働くスタッフ一人ひとりの自己実現ができる仕組みを作ることが理想とされていると思います。
(企業の実現したい未来をスタッフと一緒に実現していく。その未来を実現する過程でスタッフの自己実現にもつながっていく)

それこそが、メンタルヘルスだったり健康経営を政府が進める目的なんじゃないかと、今は理解し始めてきています。

残業の抑制、休日の取得は、あくまで「問題対処」であって「解決」にはならない、そう感じています。

高度成長期から続く「合理主義経営」が、現在の働き方にあっているかどうか?
これを本気で考えてみるタイミングなのかもしれません。

僕自身も、もう少し勉強します!
タグ :商工会議所

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プロフィール
中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ
中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ
中小企業を応援する長野県内の商工会議所に勤務するスタッフ。
企業で働くスタッフさん等すべての方が安心できて、生き生きと働ける地域社会になることが夢。
自転車活用研究会4Jチーム諏訪スタッフ。
MTB、Trekking、Ski、山菜huntingと自然の中で遊ぶのが大好き!でも、アウトドアの不便さは苦手…
座右の銘「単純なバカでありたい。