業務効率化にはアプリやソフト、そしてパソコンやタブレット等新たな投資が必要ですが、その導入を助けてくれるのが「IT導入補助金」です。

IT導入補助金は政府の中小・小規模企業支援の目玉策の一つです。
僕の働く地方でも飲食店がオーダーエントリーシステムやセルフオーダーシステム導入に活用したり、サービス業の方が顧客管理システムの導入に活用しています。

そのIT導入補助金の今年度募集要項が公開され、現在ITベンダー公開待ちとなっています。

ベンダー公開待ち???
疑問に思った方も多いと思いますが、後でご説明します。

まずは「IT導入補助金の概要」です。

中小企業・小規模事業者が、この補助金に登録したITベンダ(IT導入支援事業者)と一緒になってITツールを導入する際に経費の一部(補助率:1/2~3/4)補助が受けられるものです。

ITベンダーは、中小・小規模事業者への商品導入だけではなく、本補助金の申請サポートから導入後のフォロー、補助事業の実施報告までをサポートすることとされています。

【申請・手続きの概要】※IT導入補助金webサイトより



つまり、この補助金は「ITベンダー」と言われる事業所さんが導入から運用、補助金の申請や報告等々を支援するちょっと変わった補助金となります。


そして、今年度「デジタル化基盤導入枠」が新たに設けられ、活用できる範囲が拡大しました。

そのデジタル化基盤導入枠は従来のソフトウェアの導入費用に加え、クラウドツール等の利用料(最大2年分)、ハードウェア購入費(PC・タブレット、レジ・券売機など)も対象となります。

【デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)について】※IT導入補助金webサイトより


それではこのデジタル化基盤導入枠を簡単にご説明します。

【補助対象となる商品は?】
「会計」「受発注」「決済」「ECの機能」を1種類以上含んでいるソフトウェアの導入が必須となります。
また、ハードウェアの購入費用も補助対象となりますが、補助対象経費となるソフトウェアの導入と併せて購入する場合のみ対象となります。

ちなみに、昨年度のIT導入補助金では、ハードウェアの購入は出来ませんでしが、今年はデジタル化基盤導入枠で対象となりますが…レンタル・リースは不可なので注意が必要です。


【申請要件は?】

デジタル化基盤導入枠申請においては、生産性向上に係る情報(売上、原価、従業員数及び就業時間)、賃上げ目標の入力は要件となっていません。


経済産業省はこのデジタル化基盤導入枠を今年の重点施策とするとITコーディネーターの方からお伺いしています。

ただ、第1期の締切が4月20日にもかかわらず、いまだ不明な点が多いところもあったりします。

第2期以降の募集もありますので、この機会に生産性向上について興味を持つのも悪くないと思います。
ちなみに現在決まっているスケジュールはこんな感じです。

第1次締切
4月20日(水)17:00(予定)

2次締切分
5月16日(月)17:00(予定)

3次締切
5月30日(月)17:00(予定)

4次締切
6月13日(月)17:00(予定)

タグ :商工会議所

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プロフィール
中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ
中沢源雄(スワサブロー)@商工会議所スタッフ
中小企業を応援する長野県内の商工会議所に勤務するスタッフ。
企業で働くスタッフさん等すべての方が安心できて、生き生きと働ける地域社会になることが夢。
自転車活用研究会4Jチーム諏訪スタッフ。
MTB、Trekking、Ski、山菜huntingと自然の中で遊ぶのが大好き!でも、アウトドアの不便さは苦手…
座右の銘「単純なバカでありたい。